鹿児島県・屋久島でしか、食べられないかも

屋久島へ旅行に

以前、鹿児島県・屋久島へ旅行に行った時の話なんです。
有給を使ってまとまった休みが取れそうだったので、どこかへ旅行へ行こうと考えたのですが、
いざ「どこへ行こうか」という段階になると、予め決めておかなければ迷ってしまうものです。

あそこにも行ってみたいな~、ここにも興味があるな~、なんて迷っていたのですが、
友人から「一生に一度は行っておいた方がいい」と勧められて決めたのが、屋久島でした。

それまでテレビでしか見た事がなくて、自然が綺麗なんだろうなぁ・・
という漠然とした印象しかなかったのですが、早速書店でガイドブックを見て、ここに行こうと思い立ちました。

パックツアーを利用するのもいいのですが、出来るだけ自由に行動したいという思いもあったので、
航空券の手配も、宿の手配も自分でする事に決めたのです。
航空券を予約し、宿をネットで検索して「素泊まり民宿」の雰囲気がよさげだったので、素泊まり民宿に泊まる事に。

また、レンタカーがあったほうが自由に行動出来るだろうと考え、レンタカーの手配も済ませました。
出発日が近づくと、やはりドキドキするものです。

推定樹齢7,200年という縄文杉まで行くのに、往復で約10時間も掛かるそうですし、
普段の運動不足がたたって歩き切るのかどうか、心配にもなりました(笑)いざ、屋久島へ。

空港に到着してからレンタカーを借り、そのまま宿に向かう事に決めました。
宿に到着すると、おかみさんが優しい笑顔で迎え入れて下さり、部屋へと案内して下さりました。

何気なく出されたドリンクとお茶請けに感動!

その時、ウェルカムドリンクとして、ポンカンとネーブルオレンジの自然交雑で出来たタンカンジュースと、
「かからん団子」をお茶請けとして出して下さったのです。
タンカンジュースは濃厚さが特徴的で、「砂糖が入っているんじゃないの?」と思えるような甘さ。

しかし、自然な糖度なんだそうで思わずビックリさせられました。
かからん団子は、一言で言えば丸い「サルトリイバラ」という葉に包まれたヨモギ団子。
地元では、サルトリイバラの葉を「かから」と呼ぶそうで、
「かから」の「団子」から「の」が訛って「かからん団子」と呼ばれるそうになったそうです。

このかからん団子は、頬張ると口いっぱいにヨモギの香りが広がり、
まさに「南国の味」と呼べるような、本当に美味しいものだと思います。
まさに、「屋久島」のスイーツ、郷土のお菓子といった感じではないでしょうか。
縄文杉や白谷雲水峡といった自然名勝地ののトレッキングもさることながら、
タンカンジュースとかからん団子も忘れられない思い出になりました。

帰宅後、ネットでお取り寄せ出来ないものか検索してみたところ、屋久島のかからん団子を扱っている店舗を見つける事が、
その時点では出来なかったので、地元でしか味わえないものなのかなって感じました。
今回はお茶請けとしてお出し頂いたので、かからん団子は屋久島の宿泊施設全てで出されているわけではないと
思いますが、召し上がるチャンスがあれば、ぜひ召し上がって頂きたいですね。