「博多通りもん」といえば、アニメーションと実写を組み合わせたCM映像と「通りもんば食べね」というセリフで有名なお菓子です。
福岡には数多くの銘菓がありますが、この「博多通りもん」はモンドセレクション金賞を16年連続で受賞する実績を持つ博多で最も有名と言っていいお菓子です。
販売元は明月堂という有名な西洋和菓子のお店で、本店舗だけでなくショッピングモール内、さらに空港やバスセンター、キヨスクなど数多くの場所で取扱をしています。
福岡を訪れた人がとりあえず何かお土産を買っていこうとする時に選びやすく、受け取った人もみな喜べるおすすめのお菓子です。
国内だけでなく海外からの観光客も多く購入しており、世界的に知名度のあるお菓子でもあります。
「博多通りもん」だけでなく他にも明月堂で製造している品物をひとまとめにしたお得な菓子折りもあり、そちらも合わせて購入するとより福岡らしい情緒を感じることができます。
観光客だけでなく地元の人も多く購入していて、福岡に帰省した時にはつい買ってしまうといったソウルフードとしても多くの人に愛されています。
今でこそ有名なお菓子となっている「博多通りもん」ですが、販売されるようになったのは1993年からと比較的新し目です。
シンプルな見た目と素朴な味からもっと昔から存在していたように思えるところですが、販売に至るまでには長い道のりがあったようです。
「博多通りもん」が販売される前までの明月堂は1985年頃に作られた会社でしたが、なかなかヒット作が生まれず苦労をしてきたといいます。
博多で西洋和菓子を作りたいというコンセプトを打ち立てたことで開発に至るようになったのが新感覚の饅頭でした。
饅頭は既に博多内に有名なお店がいくつもあったため、既存のものとは一味違った新しい味を作りたいということで具体的に「博多通りもん」という商品を形にしていきます。
「博多通りもん」は柔らかい白あんがミルクの風味の漂う皮に包まれたもので、口に入れてみると洋風とも和風ともわからない不思議な風味が感じられます。
より本格的な和菓子として「博多じまん」という粒あんをつかった饅頭もあり、そちらと比較をしてみるとまた違った味わいがあります。
明月堂で製造・販売されている単品のお菓子としては明月堂の一番人気は「博多通りもん」、二番目が「博多じまん」なのでやはり饅頭づくりに強みがあるところと言えるでしょう。
他にも地元名産の緑茶を饅頭の皮に練り込んだ「博多玉露まんじゅう」や、リッチな洋菓子テイストの感じられる「南蛮バターカステラ 蘭(らん)」なども人気商品としてラインナップされています。
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