今やこの世はお取り寄せ天国です。
大抵のものはネット通販で購入できて、日本の隅々のものまで手に入れることができます。
それに、売る方としても一人でも多くの人に食べてもらって、
商品を売り込みたいという思いがあるので更なる商品開発を重ねてロングライフを可能にしたり、
レトルトパックにしたり、冷凍保存可能にしたりして商品を通販できるように変えていきます。
あるいは工場を増やして増産体制にして、全国各地に出店しているところもあります。
レア感がすごかったお花畑牧場の生キャラメルなどはいい例で、
最初はものすごいレア感で北海道の牧場か、空港に行かなければ食べられないというものだったのですが、
今やどこのデパートでも購入できるような販売体制でいつでもどこでも食べられるといううれしさと引き換えに
特別感は薄れてしまいました。
やはりその場所でしか食べられないという特別感のあるスイーツは
私たち消費者からとってみれば高嶺の花、あこがれの存在なのです。
今、一番注目している九州地方のお取り寄せできないスイーツは宮崎県は新富町、
お菓子の専門店「ナポレオン」のチーズ饅頭です。
宮崎県の小さな菓子専門店のおまんじゅうが今、日本中で知る人ぞ知るという人気ぶりを博しているのです。
私がチーズ饅頭を初めて食べたのは一年ほど前ですが、
宮崎に実家がある友人が帰郷土産に買ってきてくれたのが始まりです。
「地元で人気なんだよ」と何気なくくれたチーズ饅頭のおいしいかったこと。
皮は普通のおまんじゅうよりもさっくりとした素朴な感じです。
柔らかすぎずにちょっと歯ごたえがある感じでしょうか。
洋菓子と和菓子の中間といった微妙な感じです。
そして中に入っているチーズクリームのおいしいこと!
一般的にこういったおまんじゅうや洋菓子の中のチーズというとチーズとは名ばかりのあまーいクリームだったり、
チーズ感の乏しいものがほとんどです。
でも、このナポレオンのチーズ饅頭のチーズはクリームチーズそのものといた感じ。
チーズ感がものすごいのです。
そのままぽろぽろする、あのチーズケーキの材料のフレッシュなクリームチーズがそのまま入っている感じなのです。
一口食べて、こんなの食べたことない!と大感激でした。
甘すぎず、和菓子のような洋菓子のようなという初めて感も私にはぴったりでした。
さっそく取り寄せようと思ったのですが、残念ながらこのチーズ饅頭は賞味期限が製造よりも3日間。
通販などはされていないのです。
私は知らなかったのですがチーズ饅頭というのは宮崎県の銘菓で他の会社も
たくさんのチーズ饅頭を販売しているのだそうです。
私も試しにいくつか購入してみましたがやっぱりどのチーズ饅頭も違った味わいです。
おいしいことはおいしいのですがあの、ナポレオンのチーズ饅頭を食べた感動には及ばないのです。
夏に思い切って九州・宮崎に旅行に行って観光ついでに自分でたくさん購入して来ようかなと企んでいるくらいです。
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