日本ではスイーツの人気はかなりめまぐるしく変化をするのが普通です。
しかし爆発的に人気となってから約20年以上が経過した今でも根強い人気と維持している珍しいお菓子もあります。
それが「ベルギーワッフル」です。
ベルギーワッフルは小麦粉をベースにした生地を網状の鉄板を使って両面を焼いていくというお菓子のことで、特にベルギーで発祥したタイプは丸みのある独特の形状をしていることから特別に分けてそのように呼ばれています。
ちなみに豆知識として少し説明しておくと、ベルギーワッフルと呼ばれているものにも「リェージュワッフル」と「ブリュッセルワッフル」というベルギー国内でも異なる種類のものが存在しています。
ベルギー以外の国にも名物のワッフがあり、アメリカンワッフル、ストロープワッフル、香港風ワッフル、ワッフルクッキー、シガレッタなどといったように形状や製法によって呼び分けがされていたりします。
「ワッフル」という名称はもとともとはドイツ語の「waffel」から来ているのですが、これが米国に渡ったときに読み方が「ワッフル」となり、そのまま日本にも伝わってきました。
ワッフルというお菓子の起源も実はベルギーではなくドイツ北部やオランダ地方であると伝えられています。
ベルギーワッフルは既に知らない人はいないほどの有名料理なので、街中を歩いていてもカフェメニューやコンビニスイーツとして広く見かけることができるようになっています。
そこであえてオススメをしたいのが、日本にいても食べることができる本格的な本場ベルギー仕立てのワッフルです。
「MAISON DANDOY (メゾン・ダンドワ)」は本場ベルギーで創業して既に180年以上が経過している老舗であり、日本に出店してからもずっと当時からのレシピを守り続けてきました。
販売されているクッキー類はベルギー本店から輸入をしており、目玉商品のベルギーワッフルも本店のレシピを忠実に再現しています。
もちろん焼き上げは店内で行っているので、焼きたてそのままの新鮮な味を楽しむことができます。
メゾン・ダンドワがあるのは大丸東京店のB1Fで、東京駅からすぐ近くにあるので地方からの観光客にとっても便利に利用できます。
こちらで扱われているのはベルギーワッフルでも「ブリュッセルワッフル」と「リェージュワッフル」の二種類で、同じ店にありながらそれぞれの特徴を比べるということができます。
「ブリュッセルワッフル」は表面がカリッとしていつつ中身はしっとりしているという甘さの控えめな風味重視のワッフルであり、もう一方の「リェージュワッフル」はバターの風味が強く表面にたっぷりのパールシュガーをつけているというところが特徴です。
他にもそれぞれのワッフルに一アレンジ加えたカフェメニューもあるので、より本場のレシピに近いかたちで食べることができるでしょう。
ベルギーワッフルが好きでヨーロッパ地方に旅行に行った人の感想として聞かれることとして、「ハズレのお店を引いてしまった」ということがあります。
実はベルギーワッフルは国内のどの店を食べてもまんべんなく美味しいというわけではなく、かなり当たりとハズレが大きいお菓子なのです。
特に微妙なお店が多いのが屋台で、作るのが簡単で手軽に人を集めることができるワッフル店はあまり技量のない若い人が思いつきで出店していることもあるのだそうです。
おいしくワッフルを食べるためにコツとしてはまず「できたてにこだわって出しているところにすること」ということがあります。
どんなに有名店のワッフルであってもやはりつくりたての味にはかないません。
またお店で食べる場合には新し目のお店よりも老舗の方がしっかりレシピが確立しているので、現地に行ったら慎重にお店選びをしたいところですね。
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