温暖な瀬戸内地域と、荒波のある日本海に面した地域で構成される中国地方。
古くから伝わる銘菓のほか、地元でとれる農産物を加工したジューシーなスイーツが人気です。
中国地方の各県から、暑い夏にも、おススメのスイーツをご紹介したいと思います。
鳥取県には、有名な大山があり、雄大な自然が広がっています。
その界隈の牧場でとれる大山牛乳の美味しさは全国的にも有名です。
中でも白バラブランドの乳製品の美味しさには定評があります。
夏なら、乳化剤、安定剤、着色料無添加の体に優しいアイスクリームがおススメです。
絞り立ての生乳がたっぷり入った濃厚なアイスは癖になります。
味は、バニラ、抹茶、いちご、ブルーベリーなどがあります。
島根県の松江はお茶処として知られ、古くから伝わる茶の湯の文化も受け継がれています。
抹茶に合うお菓子として、100年以上に渡り松江で愛されている上品な和菓子が、風流堂の山川というお菓子です。
日本三大銘菓の1つとされる山川は、しっとりとした口当たりが特徴の落雁で、
夏には冷やした濃い抹茶と共に味わいたい逸品です。
山口県といえば、外郎です。
読めないですよね、「ういろう」と読みます。
こんな字を書くのですね。
中でも、創業昭和2年の歴史をもつ御堀堂の外郎が有名です。
味はシンプルに3種類、伝統的な製法を守っています。
白砂糖入りの白外郎、小豆と黒糖で仕上げた黒外郎、そして、抹茶。
餡とわらび粉、小麦粉を練り込んで蒸しあげた優しい食感の和菓子です。
室町時代から伝わるという白外郎は、さっぱりとした甘さで、夏場にも嬉しいスイーツです。
岡山は、マスカットや白桃など、高級な果物の産地となっています。
白桃は初夏、マスカットも初夏から夏にかけてが美味しい時期です。
こうした、岡山産のフルーツを使ったスイーツも見逃せないのですが、
やはり、ここは、夏といえば、岡山の桃太郎を選びたいと思います。
桃ではありません。
夏が旬の真っ赤なトマトが食べごろです。
その岡山産桃太郎を丸ごと1個閉じ込めた、完熟トマトゼリーがおススメの逸品です。
テレビなどでタレントさんが美味しいと紹介するなど、なかなか手に入りにくいこともありますが、
是非、冷たく冷やして味わってほしいです。
暑さによる疲れが癒えるようです。
広島の著名なスイーツと言えば、やはり、もみじ饅頭でしょう。
饅頭といっても、卵たっぷりのソフトなカステラ生地に包まれているので、和菓子の饅頭とはまた違った風味が楽しめます。
小倉餡だけでなく、チョコレートやクリーム、チーズ入りまで登場するなど、
バリエーションも豊富で、定番の広島土産として今も一番人気です。
しかし、ご紹介するのは、現代的にアレンジされたもみじ饅頭ではなく、老舗の王道のもみじ饅頭です。
明治33年創業の扇屋さんのもみじ饅頭は地元の方はもちろん、
全国にもファンが多く、もみじ饅頭はココで!と指名買いされるお客さんもいるほどの人気です。
その秘密は、甘すぎない、こし餡と、卵、ハチミツ、みりんなどで絶妙の味にバランスした、
しっとりした生地の相性の良さです。
夏場は、ちょっと冷蔵庫に入れて冷やして食べるのもお奨めです。
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