瀬戸田産レモンを使った「瀬戸田レモンケーキ島ごころ」

瀬戸内海の島から生まれたレモンケーキ

レモンは暖かい場所でしか育たないため、これまで外国産のものが主流でした。
しかし近年、 防カビ剤やワックスを使わず皮まで食べられる、おいしくて安全性の高い国産レモンの人気が高まっています。
その中心となっているのが、広島県尾道町の瀬戸田です。
瀬戸田は瀬戸内海の小さな島、生口島と高根島から構成される町で、「レモンの島」の呼び名で知られるレモンの生産地です。

瀬戸内地方は愛媛みかんをはじめ、古くから柑橘類の産地として知られてきました。
瀬戸田は広島県の町ですが、瀬戸内海を挟んだお隣は愛媛県です。
瀬戸内の日光が島の斜面にさんさんと降り注ぐ生口島と高根島は、レモンを栽培するのに適した地形をしている温暖な土地柄で、レモンの栽培にぴったりなのです。

この瀬戸田レモンを使い、株式会社島ごころが製造・販売する「瀬戸田レモンケーキ島ごころ」が大人気です。
瀬戸田で栽培されたレモンを使ったミニケーキで、これまでのレモンケーキの概念を覆す“新発想のお菓子”として話題を呼び、今では瀬戸田町の銘菓として日本全国にファンを持つほどの人気商品となりました。

これまでレモンケーキといえば、スポンジ生地にレモンの果汁を加えて焼き上げ、それをホワイトチョコレートで包み込むというものでした。
レモンの果汁がスポンジにしみこみ、果汁が持つ爽やかな酸味が特徴となっています。
しかし瀬戸田レモンケーキ島ごころは、従来の製法にとらわれない自由な発想から生まれました。
レモンの酸味ではなく、レモンの香りそのものを楽しむことに主眼をおいて開発されているのが特徴です。

皮まで使ったジャムでレモン丸ごとのおいしさを凝縮

ケーキから立ち上るかぐわしい香りは、レモンの皮で作った手作りのジャムによるものです。
スポンジ生地に果汁ではなく、レモンジャムを練り込むことで、他にはない爽やかな香りとえもいわれぬ風味のレモンケーキが誕生しました。

ていねいに手作りされたジャムにはレモンの香りを生み出す成分であるリモネンがたっぷりと含まれています。
この香りを逃さずジャムに閉じ込めるための特別な工程を経て、手間暇をかけて作られています。
また皮から作られていますから、食感や歯ごたえ、味わいがアクセントとなり、独特の風味を作り出しています。

防腐剤やワックスを使わない瀬戸田産のレモンだから果肉だけでなく皮まで丸ごと安心して使える、ここに着目したのが、島ごころのオーナーシェフであり瀬戸田レモンケーキの生みの親である奥本隆三さんです。
瀬戸田のレモンの魅力を日本中に知ってもらい!そんなオーナーシェフの情熱と、国産レモンの魅力が丸ごと凝縮されたレモンが主役のケーキ。
その高貴な香りと馥郁たる味わいは、一度食べると忘れられないおいしさです。