牛乳瓶に入っているプリン

しってる!? 牛乳瓶入りプリン

友人がある日こんなことを言いました。
「牛乳瓶に入ってるプリンって知ってる?」と。

何それ? と首を傾げる私の目の前に、友人はしたり顔でそれを差し出しました。
牛乳瓶の中にはプリンが!!
どうやら、北海道出張のお土産だそうです。

製品名は「ふらの牛乳瓶入りプリン」
甘いものに目がなく、特にプリン大好き人間な子なので、買わないわけがない。
食べてみましたが、美味しいです。
クリーミーなのですが、さらっとしていて変なクセがなく、もう一個! と思ってしまうほどでした。
何より、牛乳瓶というところが面白いセンスです。
飲んで食べられるプリンだったら、腰に手をあててぐいっといきたいね! と友人に言ったら生温い目で見られました。
ノリの悪い子です……。

フラノリデスのこだわり

私はとてもこのプリンが気に入ったので、ぐぐってみました。
菓子工房フラノリデスさんが作っているスイーツだそうです。
私は全くこのプリンについて知らなかったので、ぷりん好きの友人には感謝感激です。

それはそうと、他のプリンとはどう違うのだろう? とよくよくサイトを見てみました。
牛乳瓶に入っているというだけでかなりのインパクトはありますが、あんなに美味しかったのです。
何かこだわりがあるんじゃ? と思ってみたら、こだわってます、めちゃくちゃこだわってます。

卵からしてもこだわってます。
酸性水に5分間つけるんだそうです。
卵を割るのも手作業。

そして何よりプリンの材料の一つである牛乳にもこだわっていますよ、すごい。
牛乳ってかなりナイーブなんですね。
このプリンに使っている牛乳は、朝搾ったばかりのもの。
走行距離が長すぎると牛乳に負担をかけしてしまうので、牧場から工房に直行するそうです。
成分無調整の牛乳は、季節によって脂肪分が違うため、しぼりたての牛乳に近い味に調整してから殺菌をするそうです。
この殺菌も牛乳の味を変えてしまうので、5人のスタッフがつきっきりで面倒を見ているようです。
美味しいものが出来あがる過程には、つくる人の想いが込められているのだなぁとつくづく思いました。

誰かと食べるとまた違った味わい

友人もこのプリンを食べていたく気に入ったようで、何個かまとめて購入したそうですが、
家族や上司にあげてしまって、残るは二つとなったプリンを見て、自分で二つとも食べるか、
もしくは誰かに一つをあげて一緒に食べるかと悩んだそうです。
そのプリンが、私にくれたプリンだったのです。
なんて優しいんでしょう。

あのプリン大好きな友人が! 独り占めしなかったなんて!
プリンを食べてみて、友人がどうしてそんな優しさを出してくれたのか不思議でしょうがありません。
友人なら絶対に独り占めしていたはずなのに……。
その時に、一緒にプリンを食べながら、そのことを話してくれました。
腰に手をあててとか言いだした時は没収しようかなって思ったよ☆ と、
爽やかな笑顔で言われたので、今度は気をつけることにします。
たぶん。

そんなくだらないことを言いながらプリンを食べていたのですが、
友人がぽつりと
「やっぱ美味しいものは一人より二人で食べたほうがいいよね」
こんなことを言いました。
いつもは私に生温い笑みとブリザードのような毒舌で接してくるツンしかない友人が言ったのです。

でも、わかる気がします。
一人で食べるおいしいものは、おいしいのですが、心はなんだかぽっかりとするんです。
だから、このプリンを食べる時は家族や友人やカップルで、
おいしいおいしいって笑顔で食べて欲しいなぁと思ったのでした。

友人から貰ったプリンなので、北海道に行かなければならないのかなと思って調べたのですが、
どうやらこちらでお取り寄せできるようです!
やったね! ふらの牛乳瓶入りプリンが食べられるよ!!

送料込みで6本セットです!!
6本ですよ!!
友人にプリンパーティーでもしいないかと誘うことにします。