沖縄の伝統的な特産品の一つが古酒泡盛です。
泡盛とは原料にタイ米を使用し、黒麹菌を使って発酵させて蒸留を行うという独自の製法によって作られるお酒です。
泡盛だけでなく全国各地で地酒を使った酒ケーキが製造・販売されており、それぞれのお酒の持つ風味によって味も大きく変わってきます。
泡盛の中でも長期間寝かせたものを「古酒泡盛」として区別をしており、それをスイーツに使用したものが「古酒泡盛酒ケーキ」となります。
「古酒泡盛酒ケーキ」を製造しているのは「株式会社沖縄農園」という沖縄の特産品を数多く販売している企業です。
沖縄農園で販売している加工食品の中でも「古酒泡盛酒ケーキ」はナンバーワンの販売実績を誇っており、沖縄ならではの風味を生かしたスイーツとして全国区での人気を獲得しています。
これまで何度もメディアに取り上げられており、製菓に関する賞も数多く受賞しています。
中でも平成17年度の第46回全国推奨観光土産審査会において厚生労働大臣賞を受賞したということは大きな実績となっています。
泡盛が好きという大人の人はもちろんのこと、あまりお酒に強くなく多く飲めないという人も気軽に沖縄特産泡盛を味わうことができる食品としておすすめできます。
古酒泡盛酒ケーキを食べる前にぜひ知っておいてもらいたいのが泡盛の種類です。
泡盛というお酒の魅力は、年月をかけて熟成をすることでより風味のあるよいお酒に育っていくということです。
沖縄では泡盛を熟成させるための甕や瓶が数多く置かれており、長年寝かせていくことにより香りが強くなり口当たりが甘めになっていきます。
規定としては3年以上寝かせた泡盛を「古酒」として表記してもよいとなっており、5年や7年などより長く寝かせた泡盛の場合にはその年数がパッケージに表記されていることがほとんどです。
また沖縄の泡盛というと強いお酒のイメージがありますが、酒税法においては45度以下のものと定められており実際に販売されているものの多くは30%前後となっています。
ただし古酒となるとより度数が高いものも多く、中には43度と酒税法の限度ギリギリのかなり高い度数にしている場合もあります。
もともと古酒泡盛酒ケーキをつくるきっかけになったのが、今から20年ほど前にブームになったブランデーケーキでした。
ブランデーは果実を熟成させたアルコール度数の高い甘味のあるお酒で、ケーキとの相性の良さから幅広く製造されるようになりました。
古酒泡盛も甘みのある強いお酒であることからケーキに応用してみたらどうかということで沖縄農園で試作してみたところ抜群の味となったということです。
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