手でちぎって食べるパイン「スナックパイン」

お菓子感覚で食べることができる珍しいフルーツ

沖縄の特産品として人気のある果物に「スナックパイン」があります。
「スナックパイン」は正式には「ボゴールパイン」という名称のパイナップルの種類の一つで、他のパイナップル品種と違って手でちぎって食べることができるという特長があります。

パイナップルは南米地域を中心に熱帯~亜熱帯地域で幅広く栽培されている果物で、沖縄県内でも「スムースカイエン」という世界的に流通しているパイナップルが作られています。

スムースカイエンは別名「ハワイ種」とも呼ばれ、生食の他にも缶詰やジュースの原料として幅広く使用をされているパイナップルの代表的な品種です。

一方のボゴールパイン(スナックパイン)は元は台湾原産の品種で、スムースカイエンよりも一回り小さいサイズとなっています。

食べ方はパイナップルのお尻の部分をカットして、果肉を手でむしって一口大にして食べていきます。
スナックパインは一般的なパイナップルよりも糖度が高く酸味が少ないため生食でも食べやすく、芯の部分まで食べることができます。

お菓子感覚でおやつとして食べていくことができることから、ビーチでの水分補給や食事のあとのデザートなどとしてもよく食べられています。

ボゴールパインはこれまでも長く栽培をされてきたのですが、果肉の中に空洞が多いということと、果汁が少なめであるということからあまりパイナップルの品種としては高い評価がありませんでした。

しかし生食用としての使用が推奨されることにより、むしろそれらの特長が食べやすさにつながるとしてここ最近になって新たな観光資源として注目を集めています。

他にもおすすめの沖縄産パイナップル

パイナップルは温かい地域で取れる南国フルーツであるので、本州北部に住んでいる人にとってはあまりなじみがありません。

実際にはパイナップルにはいくつかの品種があり、それぞれ味や食感が異なる個性を持っています。
スナックパインと並んで生食用のパイナップルとして人気が高い品種に「ピーチパイン(ソフトタッチ)」があります。

ピーチパインは1999年に「ソフトタッチ」という名称で品種登録されたパイナップルで、甘みが強く果肉が白っぽいことから桃のようなパインとして知られています。

こちらもスナックパイン同様に沖縄県内で多く流通しており、お土産用としてもお店に並んでいるところを多く見かけます。

沖縄県内でもスナックパインおよびピーチパインを多く栽培しているのは石垣島です。
離島観光に行った時にはぜひ現地でとれるパイナップルをそのまま生で食べてみてもらいたいです。

なおその年の気候によってはパイナップルが全般的に不作の場合があります。
そうした場合には通信販売が停止となり、店頭のみの取扱となります。